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インプラント講師として

2020.5.29

目次

インプラント講師として

医療法人社団歯友会 赤羽歯科 信濃町 院長 大久保です。 CIDインプラント基本導入コースにて講師を務めてまいりました。(新型コロナウイルス流行以前)

当医院はできる限り感染リスクを抑え、患者様の健康を維持すべく診療継続してまいります。

日本政府により緊急事態宣言が解除されました。
我々医療従事者も新型コロナウイルス第二波、第三波を発生させないために最大限感染防止に力を入れ、診療を継続して参ります。

今回はインプラント治療の講師として活動させて頂いております立場として患者様に
学術論文等エビデンスに基づいたインプラント治療の重要性についてお話させて頂きます。

当医院にて使用しているインプラントはスイスに本社を置くメーカーを使用しており、
ITIという学術研究組織とともに長年にわたり安定性、安全性、様々な研究、解析を行い様々な国の歯科医、患者様よりの信頼を得て世界シェア1位となっております。
私もITIに所属し、また国内のインプラント学術組織CIDの一員でもあり、インプラント
歯科医学におけるエビデンスに基づいた診療を心掛け、さらに講師として全国の歯科医の教育にも従事しております。

インプラント治療の長期安定を獲得するためには様々な要因がありますがいくつかご報告致します。

インプラントを施術する部位の骨の状態の把握
CTを撮影し3次元的に現在の骨の状態を綿密に把握し、骨の不足している部位に骨の移植が必要か、必要であれば自身の骨なのか人工骨が適しているのか、どれだけの骨が必要であるか検討します。

インプラントのサイズの選定
インプラントには様々な直径、長さ、形状がありどの部位にインプラント治療を行うかにより適切なインプラントを選択することが重要です。

当医院では、上記の事柄を考慮しインプラント治療を進めていくためには学術的なエビデンスが重要であるため常に最新の情報を収集しております。

メンテナンスの重要性
当医院にて使用しているインプラントは感染リスクを非常に抑えた表面性状を備えており
10年生存率は98パーセント以上であることが学術論文にて報告されております。
しかし長期安定を獲得するためには定期的なメンテナンスが極めて重要であります。
毎日患者様においてブラッシングを行うことはもちろん重要ですが、定期的な歯科医院でのメンテナンスにおいて磨き残しがないか、かみ合わせに変化が無いかをチェックさせて頂いております。インプラント治療に至ったということは、以前その部位には歯があり、何らかの原因で失ってしまったということです、多くの患者様は歯を失う原因として定期的な歯科の受診をしていないということも報告されております。

日本においてもインプラント治療の認知度は上昇してきていると感じておりますが、
韓国におけるインプラントの普及率は日本の約4倍といわれております。
日本国ではかつてインプラントの危険性をマスコミ等により報道されたこともありインプラント治療をお考えの患者様のなかにもリスクが高く怖いものだと認識されている方もいらっしゃいます。
当医院におけるインプラント治療の自負といたしましてエビデンスに基づいた適切なインプラント治療のタイミング、外科手技、インプラント本体の形状の選択、長期安定を最大限達成できるよう努めております。

今回の新型コロナウイルスによる外出自粛中に強く感じたことといたしまして、緊急事態宣言解除直後に歯の痛みや腫れ、噛めないという主訴の患者様が一気に増加いたしました。歯科治療継続の重要性を非常に実感しております。

長期的に歯を失ったままでいますと、かみ合わせの不調、顎関節の変形や全身の骨格のゆがみにつながる恐れがあります。
歯科治療を後回しにしてしまうと全身状態悪化にとどまらず、歯科治療自体も治療期間が長期化してしまいます。

欠損部位の治療方法としましてはインプラント以外にもブリッジ、入れ歯という選択肢もございます。患者様のご希望に寄り添いつつエビデンスベースの最適な治療方法をご提案しております。

医療法人社団歯友会 赤羽歯科 信濃町 院長 大久保将哉
ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト 日本口腔インプラント学会 認定医