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歯磨きは食後30分後がよい?

2022.1.18

目次

こんにちは。信濃町、四谷三丁目の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 信濃町診療所」院長の大久保将哉です

 

今回は患者さんから時折質問を頂く、食後の歯磨きのタイミングは30分空けてからがよいのかというお話です。

 

結論から申し上げると通常の食事のあとは早めに歯ブラシを行ってください。

歯の周囲に歯垢(プラーク)が付着したまま放置していると歯垢(プラーク)中の細菌が酸を生成し歯を溶かしていく原因になります。

 

 

 

公益社団法人 日本小児歯科学会の見解

公益社団法人 日本小児歯科学会

これまで保育所・幼稚園、学校では昼食後にはなるべく早く歯みがきをしてから遊びましょうと指導してきています。その理由としては、むし歯をつくる細菌が多量に含まれる歯垢(プラーク)と食後口の中に残留する糖質を早く取り除くためだからです。

ところが、最近になって、食後すぐに歯をみがくと、あたかも歯が溶けてしまうというような報道が新聞やテレビで伝えられたため、現場がやや混乱しているようです。

これらの報道のもととなったのは、実験的に酸性炭酸飲料に歯の象牙質の試験片を90秒間浸した後、口の中にもどしてその後の歯みがき開始時間の違いによる酸の浸透を調べた論文で、むし歯とは異なる「酸蝕症」の実験による見解なのです。

実際の人の口の中では、歯の表面は上記の実験で用いられた象牙質ではなく酸に対する抵抗性がより高いエナメル質によって被われています。したがって、このような酸性飲料を飲んだとしても、エナメル質への酸の浸透は象牙質よりずっと少なく、さらに唾液が潤っている歯の表面は酸を中和する働きがあり、酸性飲料の頻繁な摂取がないかぎり、すぐには歯が溶けないように防御機能が働いています。つまり、一般的な食事ではこのような酸蝕症は起こりにくいと考えられます。

小児における歯みがきの目的は歯垢の除去、すなわち酸を産生する細菌を取り除くとともにその原料となる糖質を取り除くことです。歯みがきをしないままでいると、歯垢中の細菌によって糖質が分解され酸が産生されて、歯が溶けだす脱灰が始まります。このように、歯垢中の細菌がつくる酸が歯を脱灰してできるむし歯と、酸性の飲食物が直接歯を溶かす酸蝕症とは成り立ちが違うものなのです。

結論としては、通常の食事の時は早めに歯みがきをして歯垢とその中の細菌を取り除いて脱灰を防ぐことの方が重要です。

学会としても今後より詳細な情報を提供していく予定ですが、現在のところ、園・学校における昼食後の歯みがきについては、現状通りの方法で問題ありません。

 

 

頻繁に酸性飲料や酸性食品を摂取する習慣のある人は注意

基本的には食後に速やかに歯磨きを推奨しますが酸性飲料や酸性食品を摂取した場合は酸によって脱灰した歯の表面をブラシで傷つけてしまう可能性があるので頻繁に酸性飲料や酸性食品を摂取する習慣のある人は30分後に歯ブラシを行うとよいでしょう。

 

 

唾液には酸を中和する働きがある

唾液には酸を中和する働きがあります。ですがお口の中が頻繁に酸性状態になっていると中和までに時間がかかるので30分後の歯ブラシがよいでしょう。通常の食事ではその心配がないので速やかに歯ブラシを行ってください。

基本的には食後すみやかに歯ブラシを行う習慣を付け、酸性食品を多く摂取してしまった時は30分空けて歯ブラシを行えば歯ブラシによる歯へのダメージは最小限に抑えられると思います。

 

お口の中が気になる方、歯が酸で溶けてないかなど心配ごとがありましたら是非一度当院までお気軽にご相談ください。

 

信濃町、四谷三丁目の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 信濃町診療所」

信濃町駅 徒歩5分

四谷三丁目駅 徒歩7分

国立競技場駅 徒歩10分

千駄ヶ谷駅 徒歩15分

慶応病院徒歩 1分

四谷 青山 外苑前 表参道よりも多数来院されています

              監修者情報

              院長・歯科医師

              大久保

              将哉

              2002年4月 医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 新宿診療所 勤務
              2014年4月 医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 信濃町診療所 院長就任

              日本口腔インプラント学会 専修医(認定医)
              ITI 日本支部公認インプラントスペシャリスト
              日本矯正歯科学会
              日本顎咬合学会 認定医
              CID club Activemenber
              東京SJCD
              JIADS club

              「患者さんが求める治療」が何かをきちんと汲み取れるため、カウンセリングに多くの時間を割いています。特に心がけているのは、患者さんとの信頼関係の構築です。そのため、エビデンスベースで丁寧な説明をすることで治療への不安を少しでも払しょくしたいと考えています。患者さんと笑顔の関係を築けるからこそ、歯やお口のトラブルの根本的な解決につながると信じています。